こんにちは。音楽大好き!音もだち(^^♪の「ぽろん」です。
ピアノ教室を始めてから、1年又は1年半おきに発表会を開催してきました。(できない年もありましたが)
なんだかソロ演奏だけでは寂しい…
せっかくの晴れの舞台に少しでも多くステージに上がってもらいたい…
そんな思いで取り入れてきたのが
「アンサンブル」です。
とても好評なので、私の教室で実践している「アンサンブル」の方法を紹介したいと思います。
おススメの選曲については「アンサンブルのススメ♪どんな風に選曲したらいいの?」を参考にどうぞ。
グループ分け
初めに考えることは、グループ分けです。
・学年別
・曜日別
・レベル別
学年別
この分け方が一番多いかもしれません。
習い始めた年によって多少のレベルの違いは出てきますが、同学年というだけで学校が違っても仲良くなれ、それが一体感につながるようです。
曜日別
この利点は練習がしやすい!
これに尽きます。
さらに、学年がバラバラなので、必然的に上の子が下の子の面倒を見てくれるという微笑ましい練習風景に…
このグループ分けはとてもおススメですよ~。
レベル別
特に、連弾をする場合や、全員同じ楽器を使ってレベルの違うアレンジを発表する場合など(後で詳しく説明しますね♪)に効果的です。
習い始めたばかりのグループに、ベテランさんがお手伝いをすることもあります。(伴奏など)
アンサンブルの形態
その年に参加する生徒の雰囲気に合わせて毎年変えています。
もちろん選曲も重要になるのですが、それについては別の記事で紹介しますね♪
私が今までに作ったアンサンブル形態は以下の6つです。
①電子ピアノ、木琴、鉄琴、打楽器を使ったアンサンブル
②ハンドベル
③リコーダー
④鍵盤ハーモニカ
⑤合唱
⑥演奏とダンス
①電子ピアノ・木琴・鉄琴・打楽器を使う
■人数が多いアンサンブルに適しています
グランドピアノ・電子ピアノ・キーボード
・高音、低音に一人ずつ割り当てて、連弾をします。
木琴・鉄琴
・それぞれ一人ずつか、高音・低音に一人ずつ。
・音色を活かしたアレンジが大切。
打楽器
・選曲に合わせた楽器選びが重要です。
《今までに使った打楽器リスト》
タンバリン・すず・カスタネット (一番なじみがあるので利点をあげます)
利点①…学年が小さくても取り入れやすい(持ちやすいのは直径18㎝位)
利点②…たまに吹奏楽部のパーカッションの子がやると、華やかさ倍増
トライアングル (効果的だと思ったら意外なところに盲点がありました)
注意①…大きさによって音程が変わること
・私の持っているものは大きかったので(1辺が15㎝)低い音→かわいい音ではない
注意②…思ったより重い
・年齢が小さい子が持つ割合が多く、片手で持つため、小さめがおススメ(1辺が9㎝)
・スタンドに引っ掛けてもよい(打楽器用のスタンド又は譜面台など)
注意③…付属のひもは持ちづらく安定しないのが難点
手が小さい子にも持ちやすいアイテム⇩ これはすっごく便利!
(写真は1辺が15㎝のもの)

ウッドブロック、テンプルブロック(木製の心地いい音色の楽器)
※テンプルブロックとは、木魚の音がするブロック状の楽器です
カウベル(とても大きな音なので、空間にタオルを入れて使用)
レインスティック(雨や波の音、振ると雪の上を歩く音に聞こえる)
パフパフ(笑点のテーマに出てくる音)
※ホームセンターの自転車売り場で購入しました
これらの楽器を組み合わせてアレンジしています。
とても楽しい作業です。
②ハンドベル
■年齢に関わらず演奏できる優れものです
・種類は、8音・20音・23音・27音(5000円位~30000円位)がお手頃なものですが、20音でも十分でした
・何といっても半音階が断然おススメです!絶対!
・タッチ式とハンド式(通常は振るタイプのハンド式ですが、小さい子には押すだけで音が出るタッチ式も○)
演奏のバリエーション
①ハンドベルのみでメロディを演奏(音が1つ1つきれいに響きます)
②ハンドベルのみで簡単な伴奏とメロディを演奏(和音の響きがきれいです)
③ピアノ伴奏付きで演奏(豪華になります)
④ピアノ連弾譜をアレンジ…セコンド→ピアノ、プリモ→ハンドベル(かなり豪華‼)
私の生徒には、ハンド式で演奏してもらっています。
単音で鳴らすのと、左右に振るトレモロを使い分けることで、音の厚みに変化が出ます。
クリスマス会には大活躍のアンサンブルです。
③鍵盤ハーモニカ
■学校で使う楽器なので誰でも持っているのがいいところ
1年生から授業で使うので、気軽に取り入れることができます。
使ってみてわかったことは以下の3つです。
発見① 息の入れ方で音質が変わってしまう(管を使うことで更に息苦しい)
発見② 舌の使い方〔タンギング〕を知らない(はっきりした音が出ない)
発見③ とにかく苦しいので、息継ぎの場所の工夫が必要
一番手軽だと思った楽器ですが、奥は深いです。
ただ、練習を重ねることでかなり上達してくれるのでカッコいいアンサンブルが完成しますよ。
④リコーダー
■持ち運びしやすく、アルトとソプラノの2種類があると更に〇
各自で持っているのは利点ですが(アルトは中学生じゃないと持っていませんね)難点もあります。
難点① 小学校で使うのは3年生からなので持っていない学年の子がいる(別な楽器で参加してもらう)
難点② 思ったほど多くの音を習っていない(新しい音はピアノ教室で覚えてもらう)
なるべく簡単な音を使ってアレンジすることで難点は解消されます。
柔らかい音色のリコーダーアンサンブルは、温かい雰囲気の曲にピッタリです。
⑤合唱
■その名の通り「歌」です。
これも立派なアンサンブルです。
近年は「合唱祭」が学校行事になっているところが多いので、特に中学生には人気のプログラムです。
・生徒全員で楽しく歌う(簡単なステップや手拍子などが入ると盛り上がります)
・中学生だけで本気の合唱(女子にも変声期があり、声の出方が変わってきて感動的な歌になります)
・お客さんを巻き込む(誰でも知っていそうな歌を選び、会場全体で歌う)
楽器を使わなくてもできる「歌」は気軽ではありますが、恥ずかしくて声を出せない人もいます。
元気に歌ってくれるリーダーを決めておくと、みんなの声も出しやすくなりますよ。
⑥演奏とダンス
■これはほんとうに盛り上がります!
子ども達に人気のアイドルグループのダンスを覚えて(私が!)希望者はダンスを、ダンスに興味がない生徒はピアノや他の楽器でその曲を演奏します。
(少し古いですが、女子はAKBメドレー、男子はEXILEのChu-Chu-TRAINをやりました)
発表会の会場は 「Live House」 に早変わり!
近年では、ピアノ伴奏に合わせて、星野源の「恋ダンス」やピコ太郎の「PPAP」をやりました。
子供たちのテンションを上げる先生も大変ですが、とても楽しいステージになるので、是非トライしてみてください。
まとめ
今回ご紹介したものは、私が取り入れてきたもののみですが、他にもアンサンブルの方法はたくさんあります。
「ソロの練習だけでも大変なのに!」
という声が聞こえてきそうですが、それも十分わかった上でのアンサンブルのススメです。
相手の音を聞く、呼吸を合わせるといった練習に最適ですし、やはりみんなで作り上げていく達成感は子供たちの喜びにつながります。
もちろん先生の達成感も味わえます!
アンサンブルは準備が大変ですが、思い切って是非挑戦してみてはいかがでしょうか。
とても楽しいですよ~。
最近のコメント