こんにちは。音楽大好き!音もだち(^^♪の「ぽろん」です。
ピアノ教室を始めた頃は生徒数も少なかったので、電気代など気にせず仕事をしていました。
ですが、ピアノのオーバーホール(中身を全部取り換える)をしたのをきっかけに、楽器のコンディションを考えるようになりました。
真夏や真冬は極端な温度変化がないようエアコンをつけっぱなしにすることもあり、電気代も気になってきたということで、生徒さんから「冷暖房費」をいただくことにしました。
まずはどの位の電気料がかかるのか、2年分の統計を出してみた
私の教室は、母屋に隣接する駐車場の二階にあります。
ありがたいことに建物が独立しているので、教室の電気料としてはっきりと金額がわかります。(自宅内に教室がある場合はわかりづらいかもしれませんね)
さて、私の場合は過去2年分の電気代を計算して、在籍する生徒数で割ることにしました。
毎年生徒数の増減はありますがさほど大きな変動はなく、不思議なほど毎年一定数の生徒さんがいました。
実際計算してみると、一人当たり1ヶ月150円!
これでは金額が細かいわ…ということで、4ヶ月ごとに600円をいただくことにしました。
1年にたった4回のことですが、毎回月謝袋に「冷暖房費〇月~〇月分 600円」と書くのが大変でした。
画数の多い漢字を手書きですから。
「冷暖房費」と書いてあるハンコでもあれば…と本気で思ってました。
(シールに印刷とかすればよかった?いや、私にはできない技だからダメか)
とにかく、しばらくの間は600円でうまくいってました。
生徒数の変化
私の教室のいいところは「生徒がやめない」ことです。
部活が始まる中学生の段階でピアノが続かなくなるという話も耳にしますが、そんなことはありませんでした。
高校生、まれに大学生も在籍していて、年齢層が幅広いのが教室の自慢でもありました。
今思えばたくさんの中高生がいるのが当たり前だったので、その年齢でピアノをやめる感じがしなかったのかもしれませんね。
年に1回の発表会で聴く先輩方の演奏も、「憧れ」として大きく影響していたのだと思います。
進学の自由…高校の選択肢が増えた
この2~3年で大きく変化してきているのが進学事情です。
高校進学で地元の公立高校に行く生徒がほとんどだった時代から、電車で通うちょっと離れた私立高校を選択する子が増えてきたのです。
そうなると、
①通学だけでも大変で(交通の便がすこぶる悪い)ピアノに来る時間が取れない。
②私立に通う子の勉強の意識が高い(私が勝手に思っているだけ?)こともあり、ピアノの練習時間が取れない。
③唯一走る電車が私鉄で、電車賃がハンパなく高い=お金がかかる=ピアノの月謝が辛い
どれもピアノを続けるのが大変な理由だと思いますが、中でも③の問題が一番大きいのかな…と。
主婦目線で妙に納得してしまいます。
大学進学は当たり前?
公立高校に行く子ももちろんいるわけですが、近ごろは大学進学は当たり前なの?と思うほど、勉強への力の入れ方が違うように思います。
課題に追われ、テストも多く、ピアノを続けたくても「練習時間が取れない」という理由でお休み状態の生徒も数名います。(やめると言わずお休みになっている…嬉しいような悲しいような…)
大学受験の内容が変わるとか変わらないとか、子ども達も必死です。
それにしてもほとんどが進学希望者…。
金銭的なこともリアルになってきますから、「どこまでピアノを続けるか」の問題と向き合う時期になってきます。
「好きだから続けたい」と言ってくれる子もいますが、いろんな事情で続けるのは難しいのが現状です。
気が付いたら赤字経営になっていた
そんなわけで、上に挙げたようなことが主な要因になり、この2~3年で生徒数が激減してしまいました。
減り始めた頃から対応すればよかったのでしょうが、「どんぶり勘定」の「ズボラ主婦」という二本立ての私は何も気にせず放置。
気が付いたら「赤字経営」になっていて、電気代の引き落としができていませんでした。
いや、残高のチェックをしていなかった自分のせいなんですけどね。
「引き落としできませんでした」のハガキがきたらマズいな、くらいに思っていました。
でも、来ないんですよ!ハガキも何も!
(何度も言いますがチェックしない自分が悪いんですけど)
だからどうなるのかというと…
6か月分が未納になってました(;゚Д゚)
もうおわかりですね。
次回の引き落としは6か月分です。数万円。
ENEOS電気の担当者もさすがに焦ったんだと思います。
すごく申し訳なさそうに電話をくれました。(悪いのはこちらなのに)
私も大慌てで入金してきました。反省。
そして慌てて銀行に行った結果、とんだことになってしまいました。
お金はよく確認しましょう!というお話はこちらをご覧ください。
電気代の見直し
今更ですが、もう一度計算をし直しました。
人数が減ってるんですから当然金額が上がります。
正直に生徒さんに説明して、毎月の月謝に冷暖房費300円をプラスさせていだだくことにしました。
今まで4か月に一度の冷暖房費だったのが毎月になるのです。
お金のこと、しかも値上げなのでなかなか言いづらいものですよね。
私も決断するまでは迷いましたが、このままにはしておけなかったので思い切って提案させていただきました。
これもおうちの方との信頼関係ができていたからこそ、と思いますが何の問題もなくこの件は落着しました。
もう少し早く気がつけばよかった…。
まとめ
ピアノ教室に関わらず教室運営には諸経費がかかりますが、見直しは大事です。
私のようなズボラ運営者はそうそういないと思いますが、ご自分が「何となく」教室運営をしていると感じた方、私の失敗を参考に金額の見直しをしてみてください。
生徒さんやおうちの方と信頼関係を築けていることで、このような金銭的な問題もなんなくクリアできますから、日ごろのコミュニケーションは大切にしましょう。
どうぞ私の失敗がどなたかのお役に立てますように。
ストップ✋赤字経営!
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