こんにちは。音楽大好き!音もだち(^^♪の「ぽろん」です。
先日、友人が保育士さんの研修会で短い「演奏会」をしたそうです。
「その演奏後に、泣いている保育士さんもいてね…」
という話から、私たちの夢が広がってきました。
音楽なんて聴いてる暇はない
コロナウイルスの影響で仕事がなくなってしまった…
逆に仕事があってもすごく忙しくなってしまった又は在宅ワークが増えた…
など、いろんな形で変化が訪れている2020年。
いつもと変わらず仕事をしている保育士のみなさんとお話してわかったことは、
「以前より数倍の緊張感をもって仕事をしている」ということ。
自分が知らないうちにコロナ感染をしていたら…
保育に濃厚な接触はつきものです。
集団の中で感染させてはいけないという緊張感はこれまでに経験したことがないものだそうです。
生の演奏は、そんな先生方の心にすーっとしみわたり、涙となって流れ出たのではないでしょうか。
世界的な流行を見せているコロナ渦においては、保育士という職業にに限らず「ゆっくり音楽を聴いている暇なんかない」というのは本音かもしれません。
音に魂があるって本当?
音には魂があると聞いたことがあります。
音魂(おとだま)というそうです。
音に魂があるから、心をこめて奏でた音は相手に何かを伝えることができる…。
そんな風に考えると、「演奏を聴いて涙がでた」というエピソードも合点がいきます。
逆に、イライラしながら(あまりこんなことはないと思います!例えです)奏でた音に対しては、耳障りな音となって「聴きたくない」演奏として伝わるのかもしれませんね。
なんだか音に魂があるってステキ。
聴いている人が「ホッとできる」ような「ハッピーになれる」ような音を創り出せたら、演奏する人も「嬉しく」なるに決まってます。
音魂のちからを信じて、疲れ果てている人の心にホッとできる音を届けられたらいいなぁと思い始めました。
どんなことができるのか考えてみた
コロナの時代ですから、待っていても演奏の依頼なんてくるはずはありません。
しかも私たちがターゲットにした保育士さんたちは、行事の計画や準備に追われる日々ですから、わざわざ演奏会の時間を取るなんて不可能に近いこと。
ならばいっそのこと勝手に行って準備して(いや、許可はないとダメですけどね)、勝手に片づけて帰ってくる「世話なし演奏会」なんてどう?なんてことを思いつきました。
友人との話はどんどん膨らみ、
「室内演奏じゃ密になっちゃうから外で演奏する?」
「それなら園庭(校庭)とか?」
「給食の時間に生演奏っていいよね」
「あっ!私持ち運びできるPA(音響機器…マイク、アンプ、スピーカーなど)持ってたんだった!」
「使い方わかるの?」
「た・たぶん…前に使ったけど覚えてるかは…」
と楽しくアイデアを出し合いました。
最終的に、
・室内ではない場所(外でいいけれど要相談)を使って
・2~3曲演奏をさせてもらえるか
・誰の手も借りず準備も片付けもしますという条件付きで
という要望を、幼稚園や保育園に出してみることにしました。
先生だけでなく、子ども達にもよろこんでもらえるような音楽を届けられたら本当にうれしい!とワクワクしました。
私たちの野望は意外な展開に
一緒に盛り上がった友人のご主人から、予期せぬアドバイスをいただきました。
「癒しの音楽をイメージしてるなら、地元のFM局の○○さんに相談してみたら?」
(○○さんとは、友人の生徒さんです)
なるほど、心が疲れていると思われるのは保育士さんだけではないですよね。
というわけで、FM局にお勤めの生徒さん経由で私たちの思いをお伝えしたところ…
「10月からの音楽枠で演奏しませんか?」のお返事。
まさかの展開に「えっ!?」と困惑しつつも、この意外な展開はうれしくもあり、ますます楽しみになってきました。
選曲しようと思ったら、どんな曲がいいのか迷ってしまった
さあ!曲を選ぶぞ!と思ったら、ここで思考が止まりました。
どんな人が聴いているんだろう…。
いつも、選曲は聴いてくれる人の年齢に合わせて決めています。
ところが今回は「不特定多数」
しかも「相手が見えない」
重ねて「演奏は録音で」
と、初めてのことばかりの3点セット。
曲決めについては、友人としばらく考えこむことになりました。
アイデアを持ち寄り、音を出しながら決めることにした
思えば、この企画のきっかけになったのは「友人が演奏した曲が聴き手の心に響いた」という体験からです。
なので、原点に帰って、そもそも友人が(一人で)演奏した曲を二人でやってみよう!ということになりました。
初めに気にしていた「年齢層」については、限定することなく(限定できないし!)聴いていて「気持ちいい」と感じてもらえる曲にしようと話し合い、以下の選曲にしてみました。
1.歌のつばさに
2.Summer
3.さとうきび畑
4.千の風になって
5.赤とんぼ
6.少年時代
7.ハナミズキ
見ておわかりの通り、ちょっと懐かしさのある落ち着いた選曲になっています。
聴き手がどんな人かわからないとはいえ、ある程度年齢層は高めかと思われます。
得意とする子ども向け演奏はあり得ない時間帯(10時頃、17時頃、20時頃のどれか)でしたし、子どもがラジオを聴いているとも思えず、このような選曲になりました。
今回の企画はボランティアで演奏することに決めている
ひとつのステージをつくり上げるには、あらゆる準備と練習時間が必要ですから、演奏の依頼をいただいた場合はきちんと「演奏料」をいただくことにしています。
しかし今回は、ピアノが弾ける(私)フルートが吹ける(友人)という自分たちの得意とすることで、ちょっと疲れぎみの誰かに「ホッとする」音楽を届けたい!という私たちの意思で始まったこと。
準備も練習もいつもと変わらず必要です。
録音となると、もっと練習は必要かもしれません。(本当はライブ演奏がいいんですが)
でも、「演奏料」はいらないのです。
あくまでも「ボランティア」で、というこだわりは初めから決めていました。
世界的にみんなが疲れているからこそ、今回は「無償」で演奏させてほしいのです。
その代わり、「仕事や家事に影響を及ぼさない時間配分をしながら進めること」も徹底することにしました。
なんでも一生懸命になりがちな私にとっては、これはとてもいい決め事です。
手を抜くということではなく、時間をうまく使ってやりくりするのです。
案外これは努力が必要ですが、やりがいがあります。
ワクワクする~!
「まとめ」と言いたいが、まだ何も終わっていない
予期せぬこととはいえ、こうして新しいことにチャレンジできることがとてもうれしくて記事にしてしまいました。
なんせまだ曲を決めたばかりで、練習を始めた段階です。
この企画がどんな風に展開していくのか、またブログにできたらと思います。
音楽っていいなぁ!!
個人的なよろこびブログを最後までお読みいただきありがとうございました。
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